ポークビーンズ

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さりげなく、スッと食器をズラす大和。 バンっ! 机を叩く播磨。 ご立腹中。 播磨「そうゆう意味じゃねぇ!ばか野郎!僕が言ってんのは衛生面の事だ!…ふっ(笑)頭、大丈夫かよ?」 播磨もニヤりと笑って、立っている。 それに腹を立てた佐藤は、給食が乗った机を間に播磨に掴みかかる。 ガタン! 佐藤「なん………あ…」 播磨「げ……」 とっさに牛乳が危ないと思った大和が、それを退かそうとしていた時だった。 大和「………」 播磨「………」 佐藤「………」 相川「あーあ…知ーらない。」 大和の牛乳を取ろうとしていた手が止まっている。 ガラララ 食器が床に落ちる。 今日のおかずは、ポークビーンズ。 大和がポークビーンズになりました。 佐藤が播磨に掴みかかった拍子に食器が飛んで、大和の頭から首、しまいには服の中までポークビーンズだらけ。 佐藤「ふ…ははは!大和おまえー今日からポークビーンズってあだ名いいかもな!似合うぞー(笑)」 空気がピリピリしている。 播磨は静かに席に着いた。 佐藤は気付いていない。 大和の怒りを… 播磨「ご…ごめんなさい。」 佐藤「んあ?播磨ちゃーん。なぁに謝ってんだよ。仕方ねぇなー許してやんよ。」 どこまでも鈍感な佐藤。 播磨は大和に謝ったんだよ。 佐藤「どした?播磨。なに怯え…わ!……や、大和くん。どしたの。そんな怖い顔して。」 ポークビーンズだらけの大和は佐藤の側にきて、胸ぐらを掴んで左手で佐藤のポークビーンズをスプーンにすくって、口元に持ってく。
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