会長さんと副会長さん

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――――――― ――― ガラガラガラッ 綾芽「先生!!お兄ちゃんが重体です!一心同体させてください!!」 ??「あらぁ~…どうし…っ!! ……ベッド、空いてるわよ!」グッ いきなり保険室に入って来た綾芽と啓斗を見て グッと親指を立て、軽くウィンクをする保健医。 この保健医の名は和田 美羽(ワダ ミユウ)。 定番のセクシー系保健医なのだが、 性格が少し男らしい。 綾芽「ありがとう先生!」シャッ ベッドを仕切るカーテンを勢い良く閉める綾芽。 綾芽「ふふふっ…。お兄ちゃん、やっと二人っきりになれたね…!」 ベッドに横にした啓斗に馬乗りになる綾芽。 綾芽「………んー…」 そして、徐々に徐々に顔を近づける…。 徐々に綾芽の顔がほんのりピンク色に色付いてあと数㎝で唇が… 啓斗「…パチッ」 綾芽「あ…」 というところで目を覚ます啓斗とさっきまで朱かった顔が一瞬で青に染まる綾芽。 啓斗「……。」 綾芽「お…おはよう、お兄…ちゃん…。」 ヤ…ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい………!!!!!!!! 啓斗「…い…」 綾芽「…!?ビクゥッ」 啓斗「…いやぁぁぁぁぁぁぁあっ!!」タッタッタッ 綾芽「お兄ちゃんがオカマ化した!?」 保健室から出ていったのにも関わらず、まだあのオカマちっくな叫び声が聞こえる。 綾芽「…。」 あ、叫び声無くなったわ。 …って 綾芽「お兄ちゃん待ってぇぇぇぇっ!!」ダッ 美羽「んふっ…青春…ね…!」 ――― ―――――――
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