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唯「けっ、啓斗くんっ!!!?」
和音「あ、綾芽ちゃんだぁ~」
副会長は驚き、会長は妹の登場に喜んでいる。
啓斗「…うぐぐぐ…。何のつもりだ綾芽。」
苦しみに堪えながら苦しみの張本人へと声をかける。
綾芽「お兄ちゃん!!平気だった??もうオカマ化してない?女々しい叫び声あげない!?」
綾芽は相当焦っているらしく、顔色が悪く、早口になっている。
啓斗「オ、オカマ!?誰がオカマなんだよ!?」
俺も焦って早口になってしまう。
唯「あぁ、そんなことですか。」
和音「啓ちゃんも綾芽ちゃんも驚かさないでよ~」
何故かこの二人は凄く冷静だ。
…恐ろしいな。
綾芽「何でそんなに冷静でいられるのっ!?
お兄ちゃんがオカマになっちゃうかもしれないんだよ!?」
啓斗「ならねぇよ!!」
何故なるかもしれないと思ったんだ、妹よ!!
綾芽「…本当に…?
本当にならない??一生?」
啓斗「疑うな!!」
綾芽「嘘だったら…首斬りげんまんだよ…?」
啓斗「首斬りげんまんってなんなんだよ!?」
恐ろしすぎるわ!
綾芽「知らないの?お兄ちゃん。」
啓斗「知らねぇわ!!」
唯「…会長…。」
和音「…教室、戻ろっか。」
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