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兄「何が、返してよぅ!だ。これは俺の枕なの!俺・の・な・の・!」 今の俺、めちゃくちゃ兄の威厳に満ち溢れてなかった!? そんな俺の心を砕くように… いや、木っ端微塵にするように妹は黒い笑みを浮かべて言った。 妹「…ねぇ、お兄ちゃん。 炎の空気も少ない中で少しずつ焦げるのと、水の中で苦しみ、もがきながら死んで逝くの、どっちがいい??」 はい、すいません。 俺に兄の威厳なんてないですよね…ハハハハハハハ……はぁ。 兄「どっちも遠慮願いたいな…。」 妹「むぅ。じゃあさっ!!お兄ちゃんを食べさせてっ♪」 兄「…逃げるが勝ち…ボソッ…」 スタスタスタスタ.. 妹「あっ!?ちょっとお兄ちゃん! むぅーーっ。逃げるなぁぁあ!!!」 ――― ―――――――
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