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「俺、先輩に嫌われたかと思ってた。」
やっぱりな。
何でこんなにマイナス思考なんだろ。
俺が輝を嫌いになるわけ無いのに。
「いいか、よく聞け！」
実殊はいきなり立ち上がって叫んだ。
「俺はお前が好きだから、嫌いになる事なんかこの先ずっと、一生、絶対に無いんだよ！わかったか、この馬鹿たれ！」
ふー、すっきり。
こいつは言葉にしないと伝わらないからな。
でも最後の馬鹿たれは言い過ぎたかな……。
少し不安になって輝を見てみた。
輝は満面の笑みを浮かべていた。
「やっぱ先輩可愛い。俺の先輩は誰にも渡さないからね。」
「だーかーら、可愛いって言うなぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」
｡
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