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「だって俺ら…「いいんですよ!俺がそうしろって言ったんですから。」」 危ないところだった。 何考えてんだアイツは! もし俺が止めに入んなかったらあのまま恋人同士だっていってたに違いない。 油断できないな…。 その後、輝の母さんも納得してくれた。 まだちょっと不安そうな顔だったけど。 そして今は輝の部屋にいる。 「あのさ……。」 「何?」 何、じゃねーよ! こいつ自分がヤバイこと言おうとしてたの分かんないのかよ。 馬鹿なんじゃねーの! 「お前、あの時恋人同士って言おうとしたよな?馬鹿か!」 「別に言ってもいいじゃん。」 「俺は良くないっ!」 なんでこうお気楽なんだ。 バレたら駄目だろ。 俺らは男同士と言うブランクを持っている。 普通の恋愛をしてるんじゃない。 俺らがいかに世間から偏見の目で見られている人種なのかも十分承知だ。 それを分かってて俺はこの道を選んだから。
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