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僕は操博士に連れられ『祭』という行事に参加する事になった。
そして今、僕は操博士と一緒に祭の会場にいる。
「うわ~……。
これがお祭りかぁ!
すんげぇ~」
僕の周りを取り囲むこの店は『屋台』というものか。
イチャイチャしてるカップルやわいわいやってる子供達。
何だかみな楽しそうだ。
「祭といえばそうだろうな。
まぁ、小さな町だからこのくらいの規模でも派手に見えるのだろう」
操博士は頭をポリポリとかいた。
「もっと大きな祭あるの?」
このくらいだとあまり大きくないという事なのだろうか。
「いいか、まつり」
操博士は僕の鼻先をぐいっと押した。
「ん?」
意味がわからず僕は首を傾げる。
「今見えているのが全てではない。
もっと外の世界を見て視野を拡げなきゃ駄目だぞ」
ぐいぐいと僕の鼻先を押しながら操博士はいう。
外の世界。
僕の知らない世界。
知りたい……。
もっと知りたい……。
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