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僕たちには何が何だかな解らないけど
ビデオを視てた僕たちの所にあの人の怒鳴り声が響いてきた。
でも
母は怒鳴ってはなかった。
ただ
ﾊﾟﾊﾟは1度なら何度しても良いって思ってる訳!?
あの時に私の信頼を取り戻します。
って嘘!?
いつまでも笑って許さんから
私からはそれだけ
歩きながら言っていたのか
その後ドアが開いて
母は僕らを見てた穏やかに又笑ってた…｡
僕らはあの人の怒鳴り声を聞いてたから
なかなか出れないでいると
母はﾃﾚﾋﾞ画面を見て
そのﾋﾞﾃﾞｵ好きやなぁ
と言って僕らの傍にきて座った。
開けられたドアからあの人が投げたであろう物音が聞こえたが
母は知らんぷりをきめこんで妹を膝にのせ
僕を隣に座らせて僕の頭を自分の方に寄せて頭を撫でていた。
あの時の母の穏やかな笑顔を僕は何故か怖いと思ったんだ。
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