第一章「最終章其の1」

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さて、現在の状況をいきなりだが報告させてもらう。 部屋にいるのは俺こと小太郎と、巨大なガイコツの着ぐるみを着た奴。 そして俺の目の前には不様にも頭から血やら脳漿やら小便やら何か汚い液体を垂れ流しながらモニターごと机に突っ伏している《俺》がいた。 後頭部から鎌がぶっささり、モニターごと貫通していて、先程まで食べていたであろうガリガリきゅんソーダ味がトマトケチャップ味Feプラスみたいな色になっている。何て言うかこう、シュールです。 これ何かで見たことあるな。幽体離脱ってやつ?でも幽体離脱ってこんなスプラッタなやり方でやるの?へぇ、勉強になったわ。 と一人で黙々と頭の中で不思議な状況に突っ込みを一通り入れたところで、横で何やらガイコツの着ぐるみを着た誰かさんがブツクサブツクサ言っている。 「間違いて殺っちった…。ぐぬぬ」 …出落ちで申し訳ないんですが、何か死にました。何コレ。
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