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まずこのガイコツ着ぐるみ野郎が何かしたと見て間違い無さそうだな。クソが。つーか帰ろうとしてんじゃねぇよ。
音程の定まらない鼻歌を歌いながら、掌をずいっ、と前に出したガイコツ着ぐるみ野郎の目の前に自動ドアが現れた。科学と魔術が交差してる…スゲェ。いや、どういうカラクリだよ。
「お邪魔しましタンカレー♪」
「ちょっと待ったれやオイ」
自動ドアみたいなもんに右足を入れたガイコツ野郎の後頭部を思いっきり掴む。
「ウボァ」とか言ってすっころんだ。マヌケめ。
すると、少し間を開けて虚空を見つめた後に顔を確実にこちらに向けてこう言った。
「…只今、電話に出る事が出来ません。ご用の方は終話ボタンを押してからメッセージをどうぞ」
「とりあえずこうなった経緯を説明
して下さい。あと出来れば私を体に返して下さい」
「私が言うのも何ですけど、これ生きてるように見えます?」
と、元を指差しながら言うガイコツ着ぐるみ野郎。
確かに!!!とでも言うかボケ。
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