狗竜と彩鳥

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全員、それぞれ武器を構える。 俺はハンマー、マイクは双剣、ナツキは弓でセラは太刀だ。 クルペッコの胸が大きく膨らむ… グォォォォ!、グォォォォ! 先程とは違う声… レオ「チィッ!」 俺は奴の脚を攻撃するが、意に介さず吠え続ける… やがて吠え終わると近くの穴から数体のジャギィがやってきた。 彩鳥クルペッコ、発達した発声器官で他のモンスターの声色を真似て呼び寄せる厄介な奴だな。 俺は奴の脚を思い切りなぎ払った。 バランスを崩したクルペッコはその場に倒れる… マイク「うおりゃぁぁぁ!!」 マイクが怒涛の乱舞を嘴に見舞う。 そのマイクの後ろから一体のジャギィが襲いかかる。 セラ「マイク!」 ギャォ! 飛びかかる寸前にナツキが放った矢がジャギィを捉え、そのまま息絶える… ナツキ「雑魚は任せて!」 マイク「サンキュー!」 起き上がったクルペッコの口からは白い息のようなものが… レオ「怒ったか」 再び胸を膨らませ、また違う声色を出すクルペッコ… レオ「ジャギィ程度…呼んだ所で何も変わらねぇぞ!」 しかし鳴き終えた後に何も来なかった… レオ「ジャギィを呼んだんじゃ無いのか!?」 マイク「わからねぇが早く決着付けようぜ!」
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