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「ギャハハハハっ!!!!もっとやりなよ!!!ウケるんだけど!」 ポタポタと、髪の先から滴が落ちた。 「っ………。」 冷たい風が、濡れた制服、体に当たる。 寒い。 痛い。 冷たい……。 「だから、もっとやれってば」 髪を金色に染めたその人は、周りの人々を睨みつける。 「は……はい…。」 怖じ気づいたのか。 そいつらは私を蹴り始めた。 痛い。 なんで なんで私なの……? 足は、私の腹にめり込む。 頭が 目の前が真っ白になり、体から力が抜けた。
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