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多分、朝。
カーテン閉めてるのに明るさは分かるし、鳥のうるさい鳴き声も聞こえる。
だから俺は布団の中から手を伸ばして時計を探した。
だって、まだ目覚まし音が聞こえない。
だから、絶対、朝でも早朝の部類だと思ったのに――
「8時ぃ――!?」
一気に目が覚めた!
いや、覚めたってもんじゃない!!
「遅刻だっ!!」
俺はそう叫んで羽布団を蹴飛ばしてベッドから飛び降りた。
それから、来ているスウェットスーツを脱ぎ捨て、ハンガーに掛けてある制服を急いで着て・・・。
カバンを片手に、転がるように階段を下りて――、
「なんで起こしてくんないんだよ!?」
っていう俺の叫びは、
「そうなのよ、でね?」
なんて暢気な声で返された。
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