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美奈
「まさか、謎のプリキュアの正体が里中先輩だったなんて、驚いちゃいました」
千里
「ほんまやでー、由佳はんがプリキュアだったなんてな!」
優美/明日美/鈴瑠/岬
『うん、うん、うん! びっくりした!』
未夢
「しかし、今まで私達がプリキュアと知っていて、正体を明かさなかったのはどうしてなの、里中さん?」
由佳
「それは、その…」
由佳が話そうとしたときに、チェイスがヒョコっと横に出てきて、話をする。
チェイス
「それは、由佳は仲間と一緒につるむのが苦手なんだチェス」
優美達/ターボ達
『えっ?』
由佳
「ちょ、ちょっと! チェ、チェイス!!」
チェイス
「いやー、本当の事を言ったまでチェス」
由佳
「そ、そんなこと!!」
普段はクールな彼女が頬を赤くさせながら慌てている。そんな彼女を見て他の皆がからかい始める。
美奈
「へー、里中先輩。一匹狼と思っていたらそういう事だったんですね」
未夢
「なんだか、可愛いところあるじゃない♪」
明日美
「寂しがり屋だったんですねー」
由佳
「い、いや。私はそんなこと!!」
チェイス
「あ、もう一つ良い事を教えてあげるチェス。由佳はいつも部屋にいるときはテディベアを抱いているチェス」
優美達
『えーーー?!』
千里
「ほー。そりゃどえらいスクープやんけ! 帰国子女の天才スイマーの里中はんが、テディベアを抱いているなんてね!」
明日美
「里中さん、可愛いところあるんですね♪」
未夢
「なんだか、想像できないけど。ほんと、可愛いのが好きなんだね♪」
由佳
「あー、もう! そんなこと言わないで―!」
由佳が顔を真っ赤にさせながら叫ぶと、優美達はニコニコと笑った。こうして、謎のプリキュアの正体が明かされた中で、新たにプリキュア部に由佳と妖精のチェイスが仲間になったのであった。
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