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空ヶ原中学校のプリキュアの部室では、優美達が由佳の加入を祝っていた。
優美
「それじゃあ、改めて。里中先輩! プリキュア部にようこそ!」
明日美
【ここ人力飛行部の部室なんですけど(泣)】
明日美はいつものように泣き顔になっていると、由佳はクールな表情をしていた。
由佳
「ええ。ありがとう」
チェイス
「由佳。皆が歓迎しているのだから、もっと喜びなよ!」
由佳
「うーん。あまりこういうのは苦手なのよ」
由佳がジト目でチェイスを見つめると、他の皆は彼女を見つめニコニコとほほ笑む。
美奈
「里中先輩。なんだか照れ屋さんなんですね♪」
由佳
「そ、そんなこと、な、ないわ!!」
頬を真っ赤にさせながら答える。そんな彼女に他の皆も茶化すようにいじる。
未夢
「あら、顔を真っ赤にさせてかわいいわね、里中さん♪」
明日美
「本当に、クールな先輩と思っていましたけど。こんな一面もあるんですね~」
由佳
「うー、そんなにからかわないでよー!!」
鈴瑠
「おっ! シャッターチャンス!」
千里
「ほんまや、シャッターチャンスやで!」
鈴瑠と千里は首にかけているカメラのシャッターをパシャパシャと連射し、由佳の表情をとらえる。由佳は自分の恥ずかしい写真を激写されて、両手で顔を隠しながら叫んでいた。
由佳
「や、やめてー!」
チェイス
「ゆ、由佳が、こんな恥ずかしがり屋だったとはチェス」
チェイスは目を真ん丸とさせながら彼女を見つめた。
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