0人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
音と声と気持ち
……音が聞こえる
ずーっと昔から聞こえる
その音で遊ぶ父親の姿
幼い頃は一緒に居て、音で遊んだ
凄く楽しかった
けど弟が産まれてから父親は家を空ける事が多くなった
…趣味で始めたパーティーが大きな物になって行ったせいだ
今となってはそのパーティーに出ることは名誉みたいな事になってるけど
忙しさで弟を構わない父親が大嫌いになっていった
「お前なんか、
音楽なんか大っ嫌いだ!!!!」
それが最後に放った大きな声だった。
_
最初のコメントを投稿しよう！