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魔族1「おい待てよ!!俺たち警備だぞ!?…ったく。」
なんだ?情けない…。
俺たちは直接タルウィ様に稽古付けてもらっているのに、逃げ出すとは懲罰モノだな。
魔族1「おいアンタ。知ってるとは思うが此処はタルウィ様の敷地だ。悪い事言わねぇから出た方がいい。黙っておくから急…いで……!?」
建物の影から出てきた男が、青白い月明かりに晒される。
酷く汚れた龍の鎧。
純白の鞘に納まる大きな剣。
深い黒のマント。
間違いない。
否、間違える訳がない。
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