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うわぁあぁああぁ!!
パニックに陥る味方を引き止められる訳もなく、オレは恐怖のままそこに立ち尽くしていた。
勇者「300451337088602匹目。」
逃げ遅れた味方を挽き肉にしたアイツは、ついにオレの方に来る。
恐怖で息がつまり、呼吸が出来ない。
迫り来る”死”に体中の筋肉が緊張し始め、気づかないうちに失禁していた。
ハル「やっ、やだ、死にたく、ない。」
勇者「次。」
フルフェイス鎧の隙間から聞こえた冷たい声と共に、大きな剣が降って来た。
ガキィンッ!!!
タル「何してるハルッ!!逃げろッ!!!」
勇者「……!!」
ハル「…タルウィ!!」
た、助かった!!
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