大好きやで

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すぅ、 すぅ、 規則正しく寝息をたてる井本。 頭を優しく撫でると体をぴくりと、震わせてこちら側に寝返りをうった。 目元に目を向けると睫毛が濡れて、軽く瞼が赤く腫れていた。 (我慢してたんやな…。) 「ごめんな。」 赤く腫れた瞼を人差し指で撫でる。 すると、 井本の目から頬にむかって涙がつうと、伝った。 寝てまでも泣いている井本を見ると胸が締め付けられる様に苦しい。 我慢さした俺が悪いんや。 自分を責める事しか出来ない、 そんな自分が 憎い。
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