大好きやで

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すぅ、 すぅ、 規則正しく寝息をたてる井本。 あの後、泣き疲れたのか俺に抱き付いたまま寝てしまった。 井本を抱き抱えベッドに寝かせると袖を握って離さない。 そんな井本がとても幼く可愛く見えた。 ばさと、布団を掛けて自分も中に入る。 隣で寝ている井本を起こさないように キスをした。 んん、 でも、うっすら目を開けて 「ふじわら?」 と、呟いた。 「すまん、起こしたな。」 「ううん…藤原?」 「ん、何?」 「好きやで。」 「大好きやで、井本。」 end
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