【第二話】

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「分かってる。というより、そんな馬鹿みてぇな真似、最初からする気なんてねーよ。俺だって、これ以上小太郎君みたいな訳の分からん奴に関わるのは御免だ」 『……分かったわ。とりあえず、その言葉、信じてあげる』 「そうか。じゃあ、生存報告も終わったし、俺もそろそろ寝るわ」 普段の俺は夜型だが、流石にこれだけの事態に巻き込まれた身としては、そろそろ瞼が重いわけで。 ベッドは小太郎君に貸してるから……まぁ、適当に炬燵で寝れば良いか。 『えぇ、分かったわ。起きてからも、定期連絡を忘れないようにね』 「へいへい。じゃ、切るぞ」 『おやすみなさい、京介』 おやすみ、と言い返そうとしたところで、あることを思い出す。 「あ、そうだ。DD」 『何かしら?』 深い意味なんてない。 ただ、何となく聞いてみようと思っただけだ。 「女の子らしさって、何だ?」 『男を顎で使うということよ』 成程。 こいつに聞いた俺が馬鹿だった。 ―――――。
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