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まず言わせろ。
なぜ橘ラブの工藤一姫が今度は俺の左サイドに居るんだよ!
今ので分かっただろうが、俺のすぐ左には黒髪のショートヘアー…今まで一度も触れたことなかったな、の美優が大和撫子だとすると、お転婆娘の工藤が俺の左足に葦を絡めつけていた。
正直こっちのほうがエロチック…
美優は長ズボンと半袖のパジャマで、そりゃ胸元がはだけてたらやばかったが、そんなアクシデントはなかったので、堪えることは簡単だったが…
今の工藤の格好は、短パン…膝あたりまでしかないあれ、のパジャマと上は半袖のパジャマで、まだ夏は後なのだが、かなり涼しそうな格好である。
工藤は俺の腰回りを両腕で抱いて、パジャマの裾からスラッと伸びた健康的な肌の色、女性らしい筋肉の着いた、世間では美脚と分類されるであろう程の、綺麗な素足が俺の両足に絡み付いている。
おまけに俺の左腕に、いつもは元気な笑顔を見せる明るい顔が眠っていることで、しおらしい少女のような面影を見せていて、小鳥のさえずり程のきれいで小さな寝息をたてている。
落ち着け俺、このままじゃ工藤ルートだ。
いや別に工藤のこと嫌いってわけじゃないし、どちらかと言わずとも好きだ。
しかしそれは友達としての、つまりLoveではなくLikeであって…
………
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