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「ひーな、口開けて」
「?」
不意にかけられた声に何事かと重いながらも言われた通りに口を開く
すると横山はくすりと密かに笑いながら手に持っていた物を口に放り込んだ
なにこれ、と問いかける前に口一杯に広がる独特甘さ。
口に放り込まれた物がチョコレートと解ったのと同時に今日が何の日かを思い出した
「…なんや珍しいなぁ…」
思わずにやついた顔で横山を見ればその顔は誰が見てもわかるくらい赤く染まっていて、そんなに恥ずかしいのならやらなきゃいいのに、と笑ってやりたくなる
「悪いか…?」
そう言って横山は村上の膝の上に跨がると赤くなった顔を隠すように首筋に顔を埋める
「悪ないよ
めっちゃ嬉しいで」
「…ありがとう、な…ヒナ…
あ、そや、」
「ん?」
なんや?と訪ねると
「ヒナちゃんからはないん?」
なんて聞いて小首を傾げる
バレンタインデーなんて全く考えているはずもなく、正直にない、と答えた
「ふーん…じゃあさ、」
ヒナちゃんくれへん?
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はい、終わり方がわからない。
今さらバレンタインデーネタですが、ホワイトデーネタは書く気ないです(`・ω・´)キリッ
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