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胴体がなければ顔もない、ただただ兜だけの兜が再び言葉を連ねる
「問題を開始しますか?」
少し考えてソラトは
「いやいい。サイが来てからにするよ」
そのまま佇んだ。
ソラトは【WÅR†GÅME】を始めて三日目の超初心者
不安も募れば、恐怖も芽生えてしまうような右も左もわからないひよっこだ。
そんな開始当初のプレイヤーのためのシステムがあの兜
あれは話す説明書のようなもので、いろいろと【WÅR†GÅME】についての問題を一週間にかけて投げ掛けてくる。
もし解答を間違えてしまうと、強制ログアウトされもう一度初めから問題をやり直さなければならないシステムとなっている。
これはめんどくさがって説明書を読まない人もこっそりと対象にしていたりする。
とにもかくにも、その説明書を読まない一人ソラトは頼りのサイを待っていた
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