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ただの兜だけの物体の前に二人は並んだ
「問題を開始しますか?」
機械的な言葉が投げ込まれた
「頼む」
緊張した面持ちでソラトは兜を見つめる
隣に立つサイの堂々たる態度に妙な安堵感があったのは内緒の話。
「問題。今日はカードについてです」
(げっ!?)
ソラトの顔面が左斜め方向に吊り上がる
昨日の夜に予習してきた分野とは違う。
そういった顔だった。
だがこれはソラト一人で答えるものではない。
この問題システムは最高三人まで一緒に答えることができる
解答者が指定されない限り三人四脚でクリアすることができるのだ。
今日は【WÅR†GÅME】を始めて三日目
前回が“クラス、属性による問題”だったので、今回は“戦時の役職の問題”が出てくると踏んでいたが、
どうやら問題はランダムのようだ
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