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ただ夢と違う点は、
ゲーム内での彼に『勝利を約束された剣』などという武器は所有していないという点と、
始めたばかりということもあるが、彼に、兵士四千人に囲まれそれらを一網打尽にし、しかも敵全将軍を蹴散らすほどのセンスも力も才能もない。という点。
つまり、彼が夢のような夢から覚めた時には少々残念な気持ちが胸いっぱいに広がっていたりする。
だが、
現実に突き落とされても彼のにやけ顔は止まることをしらなかった。
それはまるで長年欲しかったゲームがいま自分の手元にあり、寝る間も惜しかったが寝てしまい、朝起きるとそれがまたできる。
そういった子供のような感覚
まぁ、そのものズバリそうなのだが。
彼は急ぎ部屋から出て、顔を一度洗い
すぐさま部屋へと戻り勉強机へと座った
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