夢のGame

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それら全てを手順よく装着し、最後にゴーグルをかける 一気に辺りが薄暗くなった。 実際にそうなったわけではないが、サングラスをかけているような景色 見た目は軍用ゴーグルだが、感覚はサングラスみたいなものらしい。 「あとは……、起動っと」 真っ黒なノートパソコンの電源ボタンに指を押し当てた 途端に。 頭部から吸い込まれるような強い感覚に陥り、直後には身体が浮くような、部屋全体の重力がすっぽり抜かれたように身体が軽くなる 自然と目をつむり両腕は頭を抱え込んでしまうほど、それは気持ち悪く「嫌」だった。 この【WÅR†GÅME】をプレイしている時の現実世界にいる自分がどうなっているかなどわからない。 実際に見れるわけではないのだから。 ただ何となく、眠っているように机に伏せているのだろうと彼は思っていた。 そこでようやくあの気持ち悪い感覚から解放される
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