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「・・・魅女、取り乱してもいいことない」
遠矢の声が聞こえた。
「・・・鞠、どうしてここに。
蒼龍は、どうしたの?」
ついに、遠矢は爆弾を落とした。
『・・・・蒼龍?』
「そうだよ。
鞠が、大切だって言ったじゃん。
蒼龍総長のことが、好きなんでしょ?」
蒼龍総長が、好き?
頭をよぎったのは、蒼龍での出来事。
忘れていた記憶が戻ってきた。
蒼龍での記憶が。
『・・・・思い出させないでよ』
私の声は、自分でもわかるぐらい震えていた。
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