9人が本棚に入れています
本棚に追加
ドンッ・・!
「何やってんだ!やめろ!」
ああついに入ってしまった・・。
健康な男子なら誰でも一度は入ってみたい女子トイレに・・。
意味わかるかな・・・?
まあ思春期ってやつ・・。
「うわっこいつがベタベタしてた男じゃん!女子トイレに入るとかどんだけだよ!」
「だからどうした!?友達を助けるためだ!」
声が少し震えているのが自分でも気づいた・・。
あらためて気づいたことがある・・。僕ってへっぽこ。
かんじんなときに震えてるなんて恥ずかしい・・。
「夜・・・・。うう・・。」
「りんをはなせ!!」
そして僕はりんをおさえつけている子分をなぐりとばした。
「ぎゃあっ!」
「うわあ!!」
「りん大丈夫・・?」
「夜!!」
りんは僕の胸の中にとびこんで泣き出した。
「こわかったよお・・。本当に今まで無視してごめんね、夜にきらわれたくなくて!!いじめられてること知られたくなくて!」
「わかったわかった・・。」
かわいそうに・・。今までもいじめられてたのか・・。
「おい!お前いきなり入ってきてなに子分なぐってんだ!!」
「君こそ僕の友達になにしてんですか・・?」
僕は嫌味たっぷりにいってやった。
最初のコメントを投稿しよう!