彼女だ

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長田りんか・・。ひらがなだったのは彼女だったのか。 といっても、もう彼女とは関わることはないだろう。 ・・・と、そんなことはつかの間だった。 「ねえ、白井君?あの時何見てたの?」 「わわわあああ!!」 僕はいきなり耳元で聞かれたのでびっくりして椅子からとびあがった。 「あっ!いきなり話しかけてごめんね。大丈夫?」 彼女は慌てて僕に手を差し出した。僕は彼女の手につかまり立ち上がった。 「大丈夫デス・・。気にしないでください・・。では・・。」 僕は転んだことが恥ずかしくて立ち去ろうとしたら・・。 「質問にこたえなさああい!!!」 彼女は怒鳴っていった。なんで教えなくちゃいけないんだ。と、おもいながらも僕は渋々教えた。 「友達出来そうにないなあっておもっただけだよ・・。」 あっちゃあ・・。ちょっと強くいってしまった・・。きっと怒ってしまう。やばいやばい・・・。
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