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そんなことで、遼ちゃんのとこには、オープンに出入りしていて、あたしたちも高校生になった。
高校では、クラスも違って、帰りも一緒じゃない日も結構あったから、中学の時より家に行くのが増えてたかも。
ある日、あたしが家に帰ると、遼ちゃんの弟奏輔が遊びに来ていた。
「おかえり~」
「おかえり~」
あたしの弟とゲームしながら、テレビから顔もはなさずに言った。
「もっと離れてしなよ」
なんて、お姉さんらしく言うと、
「あっ、今日遼兄のとこに、まなちゃんじゃない女の人来てたよ」
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