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もちろん、彼は怒って帰って行った。 あたしは、バス停で遼ちゃんを待った。 [ホント、バカだ。あたし] [遼ちゃんじゃない人と、付き合うなんて、出来る訳なかった] [遼ちゃんに、彼女がいるのも、嫌だったんだ] あたしは、幼なじみで、兄妹のようで、そういう無条件の『好き』から、いつの間にか、自分だけの人でいて欲しいという男の人としての『好き』に変わっていた事を、この時気づいた。 .
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