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息をきらして走ってきてくれた遼ちゃんを見て、泣きそうだった。 「ばかじゃないの?」 それだけ言うと、遼ちゃんはあたしの隣りに座った。 バスが来ると、あたしの手を掴んで乗り込んだ。 手をつなぐのでなく、あたしの手首を掴んだまま、何も言わずにバスを降りると、そのまま遼ちゃんの家に行った。 .
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