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胸の奥の方が、ぎゅぅっとつかまれたみたいにしめつけられる感じがした。
今まで、遼ちゃんとはいろんな時間を過ごしてきたけど、こんなに近くで遼ちゃんのことを見つめた事は初めてだった。
遼ちゃんのほっぺたに手を伸ばしてみたら、熱もあって温かかった。
風邪をひいて、寝ている遼ちゃんに触って、ニヤニヤしているなんてヤバイと思って、すぐ手は引っ込めたけど、遼ちゃんの隣りでニヤニヤしちゃうのはやめられなかった。
あたしは、そのままいつの間にか眠ってしまっていた。
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