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僕が入学してから1年以上が経っているけど、この状態から動いたことはない。 「はぁ……」 「どうしたの?なにかあった?」 「ううん。何でもないよ」 「何かあったらいつでも相談のるよ!」 「うん、ありがとね」 残念ながら僕の悩みの種は、佐々木さん。 あなたです……。 佐々木さんは、美人で頭よくて運動できて性格よくて。 もう男子なら絶対1回は好きになるランキングNo.1の完璧な女性。 そこなんだよなぁ……。 僕は、運動出来ないしヘタレだし。 良いところなんか少し勉強が出来ることぐらい。 取り柄が1つしかない僕。 はぁ……。 なんか隣歩いてるだけで視線がいたいよ……。 みんな早く帰って……。 「学級委員って結構大変だよね。先生も放課後じゃなくて、お昼休みぐらいに頼んでくれればいいのに……」 「ほんとにね……」 佐々木さんが可愛らしく頬を膨らませる。 僕、ほんとにこの人と学級委員してて良いのかな……。 なんか投げ出したくなってきた……。
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