『 強盗 』

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「後藤とか言ったな。お前もご自慢のレーザー銃を撃ってみるが良い。そして絶望するのだ」 紫男は余裕の笑み。 くそっ、こうなったらコイツで。 「ほ、本気で撃つぞ!」 俺がヤケになって手に持った銃を向けた瞬間、高笑いしていた紫男の表情が変わった。 「ななななな何故、何故にタイムパトロールが実弾銃を持っているんだ!」 さっきまでの余裕は何処へやら。 慌てふためき、ガクガクと足を震わせ座り込む始末。 「後藤さん。まさか、貴方」 近未来的な女性も驚いたようにこっちを見ていた。 ……何なんだよ、こいつらは。 どうなってんだ、いったい。
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