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街だギルドだそれはフラグだ!はテンプレのはず
~アカツキンリターンズ~
パックンもぐもぐ
永夢「しめしめ、おばあさんを食ってやったぞ!後はアカツキンを待つだけだ。」
ショウ「森の花畑に置いてけぼりにされた狼は、なんとかアカツキンより先におばあさんの家へ辿り着き、おばあさんを食べてしまいました。そして急いでおばあさんの服に着替えると、青緑色のふかふかの布団をかぶり、アカツキンの登場を今か今かと待っていました。」
コンコン
ガチャ
アカツキン「ばばあ死んだか」
永夢「御見舞いひどい!!」
アカツキン「おやおやおばあさん、声が変ですねえ…おばあさんの声はもっと…相撲取りが転んで尚起き上がることもできずジタバタもがいた上でようやく起き上がることが出来て、どっこいしょと振り向いたら敷いていたことにやっと気づいて貰えた老人のような声でしたよ?」
永夢「それおばあさん絶対死んだよ!?」
アカツキン「あの時…自分のケツが教えてくれたんだ…「たすけて」と。なぜ、その忠告を無視してしまったのか…っ」
永夢「それケツじゃないよ!おばあさんだよ!なんでそこ自分の犯行否定しちゃったのお!?」
アカツキン「まあまあ、誰にでも間違いはあるんじゃ。許してやるわい。次は気をつけんしゃい。」
永夢「おばあさん生きてた!!すんげえしぶとい!あとなんかすんごくおっとこまえ!!」
アカツキン「で、そんなしぶとくたくましく生きてきたばばあを、狼は食べてしまいましたとさ。」
永夢「そのおばあさんだったのお!?…わ、私…そんな…そんなおばあさんを私…!!」
アカツキン「で、あなたはおばあさんですか?」
永夢「いえ…違います…わ、私が…!!一生懸命生き抜いてきたおばあさんを…!!」
ポン
アカツキン「誰にでも間違いはある。おばあさんも言っていましたね…」
永夢「アカツキンさん…」
アカツキン「さあ、罪を償いなさい…ああ、ちょうどいい所に深い井戸がありますよ?」
永夢「おばあさん…ごめんなさい」
バン!!
ショウ「待ったああ!!」
つづく
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