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「む~っむ~っ…むぅ~っ…ムキーッ!!もう嫌だ!!こんなんやりたくない!!セラちゃん!茶!!」
机でうなだれる男を横目に、セラことセラフィムはふかふかのソファーでゆったりと紅茶タイムを楽しんでいた。
セラフィムは眉をひそめる。
「なんで俺がてめえのためなんかに茶ーいれてやんなきゃなんねんだよ、自分でやれクソ神」
「ひどくない!?いつものことだけど」
神と呼ばれるいわゆるテンプレの残念な神様は、慣れた手つきで自分で茶をいれる。
「お茶お茶チャチャチャ~♪お茶お茶チャチャチャ~♪神のお茶目よチャ・チャ・チャ☆ ふふ、私作詞の『神の茶目っ気』なんちゃって☆」
「死ねよ。」
「ひどくない!?私は死なないけど~。」
神はズズッと茶をすする。
「休憩したか?じゃあ早く仕事やれよ」
「休憩みじかっ!一分くらい頂戴よ!!」
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