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「却下だ。他の仕事も全部後回しにしてやらせてんだぞ。審判待ちの魂なんて、あんまりお前が待たせるから上下関係までできちまって、新人が肩身が狭くて「もう地獄でいいです、お譲りします」とか言いはじめる始末だ。」
(大変なのは、その両方を仲介してなだめて、溢れてきた魂をまとめる天使たちだ。神の苦労なんざ知ったことか。)
「…ルシフェルちゃんは?」
「ルシファーな…あいつは有能だからな、ちゃんと冥界には打診したぞ。」
「…返答は?」
セラは文書を広げる。
「えーと『ヤツの自業自得を、私たちがなぜフォローしなければならないのですか。こっちはこっちで楽しくやってますから、あとはセラが頑張ってクソ神を馬車馬のごとく働かせて下さい。あ、堕天しそうなのがでてきたらいつでも歓迎します。』…だそうだ。」
「堕天…させなきゃよかったなあ…」
「てめえが悪いんだろ、こっちはいい迷惑だ。あ?二枚目があるぞ。」
「何!?なんて書いてあるの!?」
神は期待に目を輝かせる。
「『神ざまあwww』」
「…仕事…しよっかな」
「当たり前だ。」
、
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