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-数時間後
「もう嫌だ。」
「おい。」
「聖精気なんて持ってる子、この時代にいるわけないよ!!いい加減にしろこのゆとり世代ー!!」
「ゆとりのせいにするんじゃありません。」
セラフィムは「はあ」とため息をつく。
神は転がって地団駄を踏んだ。
「…もう嫌だ…もう本当の本当に嫌だ!!あの世界はなかったことにするもんね!!もうノアろう!!そう決めたもんね!!」
「却下だ。」
あの世界は出来立てだが、もう何億もの命がある。
書類仕事が嫌だなんて理由でノアられたら死に切れないだろう。
第一、いくつの魂が流れ込むと思ってんだ。神はもちろん俺の仕事も増える。ルシファーももういないってのに。
「セラちゃんにわかるんですかー、書類~みる、違う~消す。また書類~みる、違う~消す。この消しゴムのカスの山を見てよ!!チョモランマもびっくりだよ!!」
むくれた小芝居にイラッとして青筋がたつ。
「こんなもーん!!」
「あ!!バカ!!」
神は地上に向かって勢いよく消しゴムを投げた。
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