残念な神様はテンプレのはず。

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神が投げた消しゴムは、天界の境界を超え、冥界を通り、人間界、地上へと落ちていく。 消しゴムの体が、暑さに、寒さに、どんどん削られていく。 「う…っ」 「カス116号ー!!」 「たどり着け…よ……」 「1218号…!!」 「諦め…ないで…」 「うあああああああ!!」 消しゴムは諦めなかった。 ここまで散っていったカスたちのためにも。 必ず、地上へたどり着いてみせる。 この体がどうなろうと、どれだけ削られようと、必ず!! そしてついに! 「みん…な…俺……やった……ぜ…」 たどり着いた先には!! ドンッ!! ----------- ------- ---- 「あなたが。」 「私とばっちりいいいいいい!?」 世の中には知らない方がいいこともあることを学びました。
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