2346人が本棚に入れています
本棚に追加
神が投げた消しゴムは、天界の境界を超え、冥界を通り、人間界、地上へと落ちていく。
消しゴムの体が、暑さに、寒さに、どんどん削られていく。
「う…っ」
「カス116号ー!!」
「たどり着け…よ……」
「1218号…!!」
「諦め…ないで…」
「うあああああああ!!」
消しゴムは諦めなかった。
ここまで散っていったカスたちのためにも。
必ず、地上へたどり着いてみせる。
この体がどうなろうと、どれだけ削られようと、必ず!!
そしてついに!
「みん…な…俺……やった……ぜ…」
たどり着いた先には!!
ドンッ!!
-----------
-------
----
「あなたが。」
「私とばっちりいいいいいい!?」
世の中には知らない方がいいこともあることを学びました。
最初のコメントを投稿しよう!