残念な神様はテンプレのはず。

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…よし。決めた! 私が無限にするステータスは…! 「か…」 ピッ 悪魔(仮)が指を向けると、約束の石から"金"の文字が消えていく。 「金と経験値とレベルは消しておきます。」 「ああ……お金……」 いい手だと思ったのに…。 「…そんなつまらない選択をする気だったと…?」 悪魔(仮)は石版の文字を消した指をエイムに向ける。 「ジョークジョーク!!アメリカンジョーク!そんな訳ないじゃーん!」 「ならいいです。」 悪魔(仮)はにっこり笑った。 「(ボソッ)こええ…」 「何か…?」 「いえ!なんでもありません!!」 ピシィッ …鞭の音じゃないよ!? 私にそんな危険な趣味はないからね!? 姿勢を正しピシィッと敬礼をする。 「…とにかく、選べば二度と変えられないので慎重に、かつそろそろ飽きたのでとっとと選んで下さい。」 「一生の決断なんですけど!?」 理不尽にも慣れてきました。 この中から二つ、か… じゃあ……
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