残念な神様はテンプレのはず。

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「似ているのは形だけで性能は違うものですよ。」 いや、だから思い出せないんだってば。 お、教えてほしくなんか、ないんだからね!! ……やめよう、キャラ的に無理がある。 「…詳しい説明は向こうにいったらこれを読んで下さい。」 悪魔(仮)は数枚の文書を取り出す。 侮蔑の視線はしっかり胸に刺さりました。 「あとは、餞別に…石…と、神携帯です。携帯は俺とクソ神につながります。他にもいろんな機能があります。携帯の方は説明書が無駄にアツイので、色々いじって見てください。」 「おk、把握。餞別さんくす。」 悪魔(仮)から受け取ると、文書・石・携帯をそれぞれポケットに入れてポンポンと叩く。 「…では、私からは以上です。めんどくさいですが最後に、あなたを転生させます。」 「一番重要だよ!?」 悪魔(仮)に小さくした約束の石を抱えるよう促され、落とさないようにぎゅっと抱きかかえた。 「では、転生の儀を…」 悪魔(仮)の手が頭上に翳される。 めちゃくちゃドキドキしてきた…!! 「転生者佐藤え…」 「待ったああ!!!」
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