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「エイ姉…」
「うん?」
「エイ姉は、こんな…落ちこぼれでいい?」
「うん」
即答。
「…本当に落ちこぼれだよ?」
ショウとはまだ会ったばかり。
何が落ちこぼれなんて知らないし、重要なことじゃない。
だから否定も肯定もごまかしもしない。
「ショウはさあ…自分に”できないこと”を思い知りたくて里を出たの?…”したいこと”があるから里を出たんじゃないの?」
「!!」
「それならさあ…”できないこと”は関係なくない?ショウが”したいこと”に私は邪魔なの?邪魔じゃないの?知りたいのはそれだけだよ。」
「エイ姉…」
「仮に、ここでお別れでも、ショウが”したいこと”ができるように、協力させてもらうよ?困ったらいつでも駆け付ける。だから…心配しなくて大丈夫。」
私が…いつでも見守ってるからね…。
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