初めての魔武器作りはテンプレのはず

5/31
前へ
/291ページ
次へ
「街に行く前に色々準備しなきゃね♪」 アカツキのくれた"想成の手"の説明書のおまけのページによると『永夢の格好は、この世界ではかなり浮く』とかなんとか。 ご丁寧に髪型の指定まである。 実は超ロング、なう。 「じゃあまずは髪だね。」 前髪のサイドだけが長い民族が多い?変なの。 風の精霊がフワフワと舞い、自分にまかせろと言わんばかりに胸をはる。 「おお…ファンタジーだねえ。ふふ、じゃあよろしく!」 腰まであるロングが、前髪のサイドだけ残してバッサリショートになる。 「おお、いい仕事しますな~」 風の精霊に礼を言うと、クスクス笑って飛んで行く。 ふと視線を感じて振り向くと、ショウがポカンとこちらを見ていた。 「エイ姉、誰と喋ってるの?」 「え、風さん。」 「エイ姉…風は話さないよ?」 え!? 「だっていたよ!?」 またかしこさ∞のチート能力かこれ。 「ま、いっか~」 細かいことは気にしない! かわいかったからね!!
/291ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2346人が本棚に入れています
本棚に追加