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「街に行く前に色々準備しなきゃね♪」
アカツキのくれた"想成の手"の説明書のおまけのページによると『永夢の格好は、この世界ではかなり浮く』とかなんとか。
ご丁寧に髪型の指定まである。
実は超ロング、なう。
「じゃあまずは髪だね。」
前髪のサイドだけが長い民族が多い?変なの。
風の精霊がフワフワと舞い、自分にまかせろと言わんばかりに胸をはる。
「おお…ファンタジーだねえ。ふふ、じゃあよろしく!」
腰まであるロングが、前髪のサイドだけ残してバッサリショートになる。
「おお、いい仕事しますな~」
風の精霊に礼を言うと、クスクス笑って飛んで行く。
ふと視線を感じて振り向くと、ショウがポカンとこちらを見ていた。
「エイ姉、誰と喋ってるの?」
「え、風さん。」
「エイ姉…風は話さないよ?」
え!?
「だっていたよ!?」
またかしこさ∞のチート能力かこれ。
「ま、いっか~」
細かいことは気にしない!
かわいかったからね!!
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