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「あ、あの…」
「ん?」
しゃがんで視線を合わせると、トサカが赤みを増していく。
「…エイ姉…か、かわいい……っ」
「ありがと☆女の子の服でも髪でも、変わったらちゃんと褒めるのは大切だよね!とっても嬉しいよ☆」
ショウが口をへの字に曲げる。
「…エイ姉、今から服作る?」
「うん、とりあえずコートかマントか…上に羽織るものだけ。ショウのも作るからね。あと中身の服は街着いたら適当に買おうかなって。なんで??」
「…フード付きにして、深く被れるやつ。」
「ショウの?」
「エイ姉のほう…。」
「なんで??」
「エイ姉かわいくて…皆にとられたら困るも…」
いじけて、小さくてかわいい足で、のの字を書く。
おぬしよりかわいいものなどこの世には存在せぬよ。
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