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小一時間後-
「うっえぐっ…」
「はいはい、俺が悪かったですからいい加減その汚い顔をどうにかして下さいよ。」
悪魔(仮)は、はじめこそ汚物を見るような目で上から見下ろしていたが、
構わず大泣きすると、よしよしと頭を撫でてくれた。
その後、ハンカチでふきふきしていたのは見なかったことにしておく!!
「…ふっ……うぇっ…ううん…悪魔さんは…悪くないから……っ」
よくわからないが、こうして来てくれたのだ。
それだけで充分だ…
正直に言います。なんにもない空間で、ぼっちは怖かったです。マジで。
「いえ、つい、面白くて放置したのは俺ですから。」
ほ…うち…?
「ちなみに…どれくらい?」
「あなたが来てからずっと、数時間は。どのくらいで壊れるかなあって。」
「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
魂の叫びでした。
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