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「いや~なかなかいい暇潰しになりました」
「殺す!!」
「はは、無理無理。」
悪魔(仮)が手を翳すと、体が急に重さを増していく。
「ふっ…ぐぅ…!!」
「頑張りますね~いいですよ~」
悪魔(仮)が、"伏せ"でもさせるように、手を動かす。
「ぎゃん!!」
「はい残念」
「エイムは物言わぬ肉塊と成り果て「ないからあ!!」
押し潰される苦しさの中叫ぶ。根性で。
「これ以上フラグを立ててたまるかああああ!!」
一瞬…悪魔(仮)の顔が、悦びに歪んだ。
なんてのは、見えなかった。
私は決して何も見なかった!!
「まあ、時間もないですし、この辺で許して差し上げますよ。」
フッと体が一瞬にして軽くなる。
ホッ…よかった…。
「ほら、エイム、ごめんなさいは?」
「なんで私が!!謝るのは悪魔さんの方でしょうがあ!!」
「ほう…」
悪魔(仮)が手を翳す。
「申し訳ありませんでした!!」
素晴らしく綺麗な土下座だった…と後に悪魔(仮)は語ったそうです。
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