プロローグ

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「…。…条!剣条!」 ん?だれか、呼んでるような…。 隣の子に肩をつつかれて、黒板にそっと顔を向けると、雷声のザビエル先生が、仁王様みたいな顔で僕を睨んでいた。 「剣条!窓のそとに、なにかあるか!?かわいい女の子でもいたか?あ?いるわけないよなぁ、ここは男子校なんだからなぁ。」 そう、ぼくの名前は剣条 勇気(ケンジョウ ユウキ)。中高一貫の男子校の二年生。六年生のとき、一生懸命受験勉強をして、ここに入ることができた。
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