泣き虫な木

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泣いている僕を見ながら なぜか、その小さい子も一緒に泣いていた。 それに釣られ 僕もさらに泣いてしまった どれだけ泣いただろうか。 気づけばもう夕暮れ時だった 小さい子は目を真っ赤にしながら 次はにっこり笑った。 なぜか僕も笑ってしまった なんでだろうか… この子は言葉も通じない ましてや表情なんてわからないはずなのに。 僕に話しかけ 一緒に泣き そして僕を笑わせてくれた。 どうして? そんなことを考えていると また小さい子が話しかけてきた 『これで、僕たち友達だね!』 そう言って、その子は帰って行った
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